小浜市海のゆりかごを育む会(福井県小浜市)

● 活動項目

藻場の保全 他

● 組織の構成

漁業者、小浜市漁協、(一社)うみから、うまし漁村の会、れいなん森林組合、若狭高校海洋科学科、福井県立大学、小浜市海のまちづくり未来会議 他(402名)

● 地域の現状・課題

・小浜市は福井県の南西部に位置し、日本海に面している。

・約10年前より漁獲量の減少が止まり、低調に推移している中で魚価の低迷が進み、漁業経営の環境は厳しくなっている。

・推測であるが、以前は600haあった小浜湾内の藻場は現在156haまで減少している。

清掃活動が行われている海岸

藻場の保全活動を行っている海域

● 活動の内容

・アマモ場の保全として、ゾステラマットの設置を貝藻くんの設置を行い、成長状況の確認としてモニタリングを実施。

・ウニの密度管理、駆除、利活用の実施。

・海岸漂着物の回収の実施。

・教育学習として藻場の生き物調査と捕獲した魚の調理体験の実施。

藻場の保全活動

活動開始前の打合せ

● 活動の効果

・アマモの成長(34.6%)と海藻の定着(38.0%)、生き物が住んでいることが確認された。

・集落単位で回収作業を行った。また漂着物ゴミのモニタリングを実施し、漂着量やごみの種別の確認をした。(103㎥、理解度80%)

藻場のモニタリング